管理部

部長 / 2006年入社

RYOTA TANAKA

Interview

入社までの長い道のり

大学生の頃、たまたま参加した企業合同説明会で、当時ワッツに勤めていた大学の先輩とバッタリ会いました。少し話を聞いたところ設立10年ほどの若い会社で、これから大きく成長できると感じ、惹かれました。その直感が正しかったことは、今、深く実感しています。

その後入社を決意しましたが、なんと卒業が間に合わず、アルバイトからスタートすることになりました。守口土居店で、同期の新入社員たちが同じ店舗内で研修を受けている間、一人黙々と商品陳列をしていたのが懐かしいです。

一年間、入社を待ってもらいましたが、翌年の新卒人数が多く、全員に転勤の打診がありました。私はもちろんOKと答え、入社前に当時の中部ワッツ静岡県担当として転勤が決まりました。

しかし、再び卒業が遅れてしまい、大変申し訳ない思いでした。普通なら当然その時点で断られるでしょうが、私が静岡に行く前提で先輩社員たちの配置が決まっていたこともあり、会社の寛大な配慮のおかげで契約社員として転勤できました。半年後、卒業試験のために有給休暇を取得し、神戸に帰りました。ここではさすがに合格し、10月1日に晴れて正式入社することができました。これだけ会社に待ってもらえたことに深く感謝するとともに、会社の温かさを実感しました。

カメムシと寝た夜もいい思い出

新入社員時代は、実力がなくてもできるふりをしなければと、自分を大きく見せるために無理をしていたように感じます。

新店の準備やリニューアルをいくつか経験したあと、2007年にミーツ湯河原店のオープンを任され、店舗責任者となりました。店舗が家から遠かったんですが、温泉街の高額な宿泊費を避けて、約1ヶ月半、2階の事務所に住みました。住んでいたからこそできたことですが、ある日、「朝、スタッフを驚かせよう」と思い立ち、一晩でハロウィン商品と装飾をすべて撤去し、クリスマスの売場に変えました。皆、とても驚いていました。

レジの売上金を数えて締めたあと、2階の事務所のベッドに寝転んで壁と天井を見渡し、同居するカメムシの数を数えるのがもうひとつのレジ締めでした。

また、函南ルピア店のオープン当時、担当した店舗の初日の売上は、おそらく全店舗の初日売上No.1で、いまだに破られていないのが自慢のひとつです。100坪にも満たない店舗で、3台のレジに対応しながらという、今でも忘れられない経験です。

成長し続ける企業と共に私も成長

その後、総務、経営企画、人事、経理といった幅広い部門を経験しました。

会社が東証一部に上場するという歴史的な瞬間に立ち会えたことは、私にとって生涯忘れられない感動的な経験です。会社と共に成長できたことを実感しています。

仕事で最もやりがいを感じるのは、一見関連のなさそうな複数の問題を、アイデア一発で一度に解決できた瞬間です。課題が難しければ難しいほど、解決の面白さ、達成感を強く感じます。当面の目標は、現在の業務に邁進し、会社の更なる成長に貢献することです。同時に、好奇心はあいかわらず強いため、求められればどんなことにでも挑戦したいと思っています。

また、後輩たちを育成し、彼らが活躍できるような環境を作りたいと思っています。そしていつか、「あの人のように私もなりたい」と言ってもらえるような存在になりたいです。

仕事は、日々新たな発見と学びの連続であり、その奥深さに終わりがないことを実感しています。これからも、この会社で、そして自分自身が、どんなことができるのか、楽しみながら探求していきたいと考えています。