ワッツ東日本販売
取締役 / 1995年入社
AKIHIKO YOSHIKAWA
Interview
突然の会社倒産から新たな挑戦へ
㈱久松で100円ショップの催事班として、同期と寮生活をしながら2年間勤務していましたが、突然の倒産に直面しました。
当時の支店長であった森下さんや小金丸さんからの誘いもあり、1995年7月に株式会社ワッツへ入社しました。ワッツで働くきっかけをもらえたことには感謝しています。
ワッツ入社後も、引き続き催事班として各地を回っていました。その後、会社の事業展開の変化に伴い、直営店が増加し、私も直営店を担当することになりました。しかし、これまでの経験が主に催事販売であったため、直営店のオペレーションに不慣れな部分があり、スタッフへの指導に苦労しました。
そこで、相手に合わせて説明方法を工夫し、帳票やマニュアルを作成することで、業務の効率化を図りました。現在も、当時の同期仲間と働くことができていることを大変嬉しく思います。彼らは私にとってかけがえのない存在です。
転勤を通して得た貴重な経験と仲間たち
これまでの人生で最も大きな出来事は、何といっても転勤でした。名古屋、九州、北海道と日本各地を転々とし、それぞれの地域の文化や仕事のスタイルに触れる貴重な機会を得ました。
名古屋への転勤が決まったときは、地元関東を離れる不安が大きかったですが、それ以上に新しい挑戦の場を与えられたことへの感謝の気持ちがありました。
九州ではエリアマネージャーという新たな役割を任され、当時は先輩方が多い環境で初日はとても緊張しましたが、皆さんの温かいサポートのおかげで、すぐに打ち解けることができました。
多くのことを学び、私自身も大きく成長できたと感じています。ちょうど子どもが生まれたばかりで、家族には申し訳ない気持ちもありましたが、周囲の助けを受けながらなんとか乗り越えました。
北海道での単身赴任は、私にとって忘れられない経験となりました。引き継ぎ時に「ガソリンは常に満タンに」と教えられました。冬の北海道では、閉じ込められるリスクがあるため、非常食や毛布、スコップなどを常備する必要がありました。しかし、厳しい自然の中で仲間たちと助け合い、乗り越えた日々は、私にとってかけがえのない財産となりました。北海道の雄大な自然とそこで出会った人々との思い出は、今でも忘れられません。
感謝を力に変えて
長年この仕事を続けてきた中で、私が最も大切にしているのは、「感謝される喜び」です。
お客様やスタッフから「ありがとう」と感謝の言葉をいただけると、これまでの努力が報われたように感じ、大きなやりがいになります。学生スタッフたちが卒業する際、「ここで働けてよかった」と笑顔で巣立っていく姿を見るのも、私の喜びの一つです。
また、部下が次の上司から高く評価されたときには、自分のことのように嬉しく、指導者としてのやりがいを感じます。こうした経験が、私を常に前へと駆り立てています。これまで全国を飛び回り、様々な経験を積んできましたが、私の挑戦はまだ終わりません。
振り返れば、多くの人々との出会いがあり、支えられてきたことを実感しています。この感謝の気持ちを胸に、これからも前に進んでいきたいと思っています。