ワッツ西日本販売
開発マネージャー / 2013年入社
TAISUKE KADOYA
Interview
仕入れから開発まで駆け抜けた日々
私がワッツグループの一員となったのは、㈱大専が統合された2013年のことです。
大専は小さな会社だったため、店舗の店長業務から商品の仕入れ、店舗運営管理、さらには店舗開発に近い仕事まで、本当に幅広い経験をさせてもらいました。当時、大専の店舗は、直営店が6店舗、委託店は20店舗とFC(フランチャイズ)店が約20店舗だったと記憶しています。
大専で約15年、そしてワッツでは12年目の勤務となります。ワッツとの統合が決まり、中四国エリアの皆さんと合流した後、すぐに中四国エリアの店舗開発業務に携わることになりました。当時、開発担当の先輩がちょうど定年を迎えられる時期で、新たな担当が求められていました。
その先輩には、店舗開発の仕事を一から教えていただき、一緒に行動する中で本当に多くのことを学ばせてもらいました。
地方から広がる新たな可能性
店舗開発の仕事は苦労の連続ですが、その分やりがいも大きいです。特に大変だと感じるのは、競合他社との厳しい競争です。相手も必死ですから、最後は私たちの「熱量」が勝負を分けると感じています。負けることも多いですが・・・。
ある取引先とのケースでは、初年度に委託販売店舗を3店舗オープンしたのを皮切りに、最終的には100店舗を超える規模までに拡大できました。最初の3店舗で、取引先の方々にその効果を実感していただけたことが、その後の出店拡大にもつながったのだと思います。
やはり取引先様やお客様に喜んでいただける店舗を出店ができた時は、この業務に大きなやりがいを感じます。特に印象深いのは、山間部の過疎地に出店し、周辺にお住まいの高齢の方々に大変喜んでいただけた時です。競合店が少ない分、意外と売上が見込みより多いこともあるんですよ。
100円ショップが飽和状態に近づく中で厳しい状況ではありますが、まだ出店のチャンスはあると考えています。
特に四国は当社の店舗数が比較的少ないため、今後さらに力を入れていきたいですね。競争はこれまで以上に激しくなるでしょうが、諦めずに挑戦を続けていきます。
諦めない。その先に、未来がある。
上司である園田さんがインタビューで40周年に向けグループ年商「1000億円」という目標を掲げられていたので、中四国エリアでは年商100億円を目指したいですね。それは大変なことだと思いますが、共に働く仲間たちと力を合わせ、努力していきたいと思います。
仕事をする上で大切にしているのは、「逃げない、諦めない」ということです。私は本来臆病な性格で、逃げ出したくなることがよくあります。
しかし、大専の経営理念にあった 「勇気と行動力を養い、感謝の気持ちと豊かな人間性を持って社会に貢献する」 という言葉が、いつも私の背中を押し、今日まで導いてくれたように思います。
新規開拓営業は話も聞いてもらえないことも多いですが、諦めずに続けていれば、必ずチャンスは巡ってくると思っています。私たちの開発業務が、会社の成長や関わる人たちの幸せに繋がっていくと信じ、今後の業務に励んでいきます。
正直に言うと㈱大専がワッツに統合された際、残務処理をしながら、大専の店舗がワッツ色に変わっていく様子を、悔しい思いで見ていた時期もありました。しかし、いつの頃からか、新たに出店した店舗に掲げられた「Watts」の看板を誇らしげに見上げている自分がいます。
気づけば100円均一業界に携わり27年が経ちました。これからも微力ながら、会社の発展に貢献できるよう尽力してまいります。